鍼灸やマッサージの治療を受けたあとの注意事項でよく言うことがあります。
それは「治療後にしばらくゆっくり休む」ということ。
言い方を変えると体に負担をかけないことです。
運動は避ける、少し横になる、治療後のお風呂は2時間以上時間をおいて(決まりはないですが)いつもより熱いお湯は避ける、お酒は控えるなどとりあえず必要以上に血流をよくし過ぎないようにすることです。
鍼灸やマッサージをすると、体自身が悪いところを治そうとエネルギーを使います。そこに運動をしたりアルコールを飲んだりすれば、そちらにもエネルギーを取られ、治癒力が半減してしまいます。ひどければエネルギー不足で逆に悪化してしまいます。だから、治療時にはそれに専念したほうが絶対いいんです。
日常生活において体調が悪くなくても、日頃から無理をしないこと。無理をした時はそれ相応の休息が必要です。
養生という言葉、最近あまり使われていないように思いますが、普段の心掛けで体調を維持するというのはとても大事だと思います。