昨日の朝、アスファルトの上をのそのそと移動するセミの幼虫を見つけました。
向かっている先には老木があります。しばらく目を離している間に木をよじ登っている姿を見つけました。
翌日、よじ登っていた付近を捜すと昨日見たと思われる抜け殻がありました。
セミの幼虫は、卵から孵化して数年間、地面の中で生活します。誰に教えてもらうわけでもないのに初めて地上に出たかと思うと木に向かって移動し、成虫となります。
老木に向かって移動する姿を見てとても関心してしまいました。
人の多くが成人になるまで、親と生活を共に生活をします。その間に学校に行き、様々なことを学びながら成長して20年を経てようやく成人と認められます。
セミは命を全うするまでほとんど単独で、セミはセミらしく成長していきます。
これはセミのDNAのどこかに、生きていく行動パターンが組み込まれているからでしょうか。
すべての生命にいえることですが、考えれば考えるほど神秘的です。